伊勢志摩と海女
「光氏磯辺遊之図」(三代)歌川豊国
(鯨と海女の研究室/蔵)
伊勢志摩地域を舞台に描かれた浮世絵から、海女が同地域の象徴的な存在として認識されていたこと、海女のとるアワビと伊勢神宮との関係などについて紹介します。
海女の伝説
「源氏雲浮世画合い」歌川国芳
(鯨と海女の研究室/蔵)
玉取姫(香川県)や宮子姫伝説(和歌山県)など、全国に残る海女の民話を通じて、各地に根付き受け継がれてきた海女の歴史や、神秘的な能力として捉えられたほどの優れた潜水技術を紹介します。
海女の漁とくらし
「譬諭草おしへ早引」歌川国芳
(鯨と海女の研究室/蔵)
浮世絵のなかの海女と現在の海女を比較しながら、変わらず守り続けていること(機器を使わない素潜り漁法)、変わったこと(装束の変化)をご紹介します。また図中に見る海女の子育てや豊かな魚食など、現代の参考ともなる海村の習俗について解説します。
全国海女土産が大集合
かわいらしい海女の土産人形
各操業地で製造・販売された土産のかわいらしい人形や観光パンフレット等を中心として、図柄に反映された海女の習俗、それを形作ってきた海辺の風土を紹介します。
海女がとる海藻、ワカメ・ヒジキを刈り取ってみよう! 磯でワカメやヒジキの刈り取りを体験し、実際に食べてみましょう。 【日 時】4月23日(土) 午前11時~午後2時30分 【参加料】500円(入館料込み) 【定 員】20名(要事前申込) 協力/鳥羽磯部漁業協同組合浦村支所、海づくりプロジェクト(北村物産、若松屋) |
ミュージアムトーク 展示内容や海女の民話について学芸員が解説します。 【日 時】4月29日(金・祝)~5月1日(日) 各日午前11時~ 【参加料】無料(事前申込不要) |
海女のおまじない、まるごと貝紫染め 海で巻き貝を採取し、布を紫色に染めます。海女が魔除けの印を書く時にも使った、不思議な染色体験です。 【日 時】5月7日(土) 午前11時~午後3時 【講 師】鈴木節 氏(鈴木染織工房、日本工芸会会員 【参加料】500円(入館料込み) 【定 員】20名(要事前申込) |
講演会「浮世絵に描かれた海女」 日本が世界に誇る“浮世絵”の基本や、海女がどのように描かれていたのか学ぶ講座です。浮世絵初心者の方にも、 美術と民俗の両面からわかりやすくお話しします。 【日 時】6月18日(土) 午後1時30分~3時 【講 師】田辺昌子 氏(千葉市美術館)、松浦信也 氏(鯨と海女の研究室) 【参加料】無料 【定 員】50名程度(要事前申込) |