開催中
2025.7.19(土)~ 10.26(日)
やわらかく、加熱済みで成形されているかまぼこ・練り製品(ちくわ・はんぺん・さつま揚げ、つみれなど多様な形態があるが以下では「かまぼこ」と総称する)は、魚類を主材料とした立派な魚食と言えます。近年、骨が多い、調理に手間がかかるなどの理由から魚食離れが進んでいるなかで、気軽に調理ができ、かつ栄養価に優れたかまぼこは、現代的なニーズに適合し、今後の魚食普及・復活の上でも重要なキーポイントになると考えられます。
記録上は平安時代までさかのぼる伝統的な魚食としてのかまぼこの歴史、加工方法、伊勢志摩のかまぼこ産業の今昔等を解説するとともに、まちづくり、無駄のない資源利用の観点から注目される、低利用魚を使ったかまぼこなどについても紹介し、かまぼこを通じた魚食の魅力、歴史を知り、未来の食を考えるきっかけとすべく本展を企画しました。
予告
2025.11.9(日)~12.7(日)
今年で4回目となります、三重県立伊勢工業高校建築科のOBと生徒さんによる、建築製図、模型展。今年は以下の様な内容の展示がされます。
展示は大きく2つのコーナーで構成されます。
一つ目のコーナーでは、展示タイトルの「故郷の海と風土」の「海」に関連し、伊勢工業高校建築科の卒業生、岸夕海さんが高校から大学で制作した「海」にまつわる建物の模型や図面を展示します。
二つ目のコーナーのテーマは「風土」。現役の建築科の生徒たちが制作した、故郷にまつわる建物の模型や図面を展示します。各々が故郷にどのような思いや願いがあるかを見ていただきたい!とのこと。
伊勢工業高校建築科の生徒さんは、建築を考えるにあたり、地域の地形、環境、産業、コミュニティ・・・、さらには建築を利用する人たちについても深く調査し、建物をめぐるストーリーから作ります。精巧な完成度の高い模型や図面は見ごたえがあるのは当然のことながら、ストーリーを通して、私たちにいろいろなことを伝えてくれます。建築に興味のない方でも十分楽しんでいただける展示です。