企画展「漂流海民トバリ族」

特別展示室

2021年7月17日~9月26日

企画展「漂流海民トバリ族」

今は昔、海の向こうからやってきた
津々浦々、民話や伝承に残る形跡
トバリ族の史料と作品が漂着する
私たちは時代の大きな転換期にいるという。しかし、一体どのような未来に向かうのだろうか。果てしない未来を考えた時、未知の古代にも想いを馳せる。神話や民話、和歌などは活字だけでは理解し得ない領域があり、現代の認識とは大きく異なるのかもしれない。絵や音などを作る行為は、見えない歴史に触れる手段のひとつだ。
トバリ族は黒潮に乗り、時空を超えて漂流する。始まりの故郷とまだ見ぬ故郷を結ぶため、海を編み込んでいく。浜に着いた漂流物や貝殻を人が拾うように、トバリ族と人は出会う。
創作物と収蔵品などの資料が混ざった展示空間から、海の民の歴史と未来への新たな発見に繋がるかもしれません。