境一久作品展「貝の華 ~志摩に伝わる伝統の技~」

特別展示室

2018年12月7日~2019年1月27日

境一久作品展「貝の華 ~志摩に伝わる伝統の技~」

貝の華、志摩地方は真珠発祥の地、真珠の産地です。その真珠を生み出すアコヤ貝の貝殻は、美しい真珠層で形成されていることから、貝細工の主要な素材として使われてきました。かつては志摩にもたくさんの貝細工工房がありましたが、職人の高齢化に伴い、今では境一久さんが志摩で唯一の貝細工職人となりました。G7伊勢志摩サミットにおいて、志摩市からG7参加加盟国首脳に対し、境氏制作の貝細工美術額「鶴二羽亀二匹」と本真珠付真珠箸が贈呈され喜ばれたそうです。古来よりある螺鈿とは違う技術で、真珠層を立体的に表現する貝細工の世界をお楽しみいただければと思います。