特別展『海と伊勢神宮〜グルメな神さまたちの理想郷(ユートピア)』


【会 期】2013年9月14日(土)〜2014年3月31日
【場 所】海の博物館展示A棟と特別展示室
    

   

「伊勢ノ国ハ常世ノ浪ノ重浪帰(シキナミヨ)スル国ナリ 傍国ノ可怜国(ウマシクニ)ナリ」(伊勢の国は常世から浪が繰り返し寄せる、傍にあるとても美しい国である)

現在地に創祀されるにあたり、天照大神から告げられたとするこの言葉からも、日本人の信仰を集めてきた伊勢神宮が、いにしえの時代から海の存在無しに語れないことがわかります。
 本年は20年に1度の式年遷宮を迎えるにあたり、神宮やそこに連綿と続く儀礼、参宮の歴史にも大きな注目が集まっています。これらの面においても、例えば神さまに供える神饌には多くの海産物が使用され、一部は1000年以上にわたり産地や製造方法が決められていること、船を使った参宮が流行し、神宮周辺の地域を大いににぎわせたことをご存じでしょうか。
 ぜひ本展をご覧いただき、日本の伝統文化であり、わたしたちの生活と密接な関係のある、伊勢神宮という存在を通じて、海に親しみを持ち、その価値を再認識していただくことができれば幸いです。


海幸彦山幸彦
海幸彦山幸彦 
 @ 神宮のはじまりと海
・日本の神話に見る海
koko〜日本書紀を中心として〜
・神宮の創祀と海
・伊勢志摩の海神社マップ
 御木曳浜参宮
 御木曳浜参宮

A 伊勢の神々と祭礼
・参宮と禊ぎ〜清き海から神宮〜
・伊雑宮御御田植祭
・海に臨む神宮摂末社
 

 
 常典御饌のレプリカ

B 海から来る、神さまのごちそう
・さすが御食つ国の神さま
・二見浦 神さまの塩作り
・アワビの調進と国崎の海女
・篠島おんべ鯛

 青峯山 どんどこ船絵馬
 青峯山 どんどこ船絵馬

C 参宮客を迎えた伊勢志摩の海
・おかげ参りの流行
・おもてなしは海の幸が満載
・参宮と伊勢湾の海運〜船参宮を中心に〜
 

   
シンポジウム「海と伊勢神宮」
日本古来の生活習慣・信仰形態・文化が息づく伊勢神宮には、信仰・民俗・建築など様々な魅力があり、同時に謎も残されています。異なるジャンルの探究者が、海と伊勢神宮に出会い、この度海の博物館にて、神宮、海、日本文化について多様な視点から大いに語ってもらいます。


パネリスト:植島啓司(宗教人類学者)
      内藤廣(建築家・東京大学名誉教授) 

司 会  :石原義剛(海の博物館館長)
1123日(土・祝)13時30分〜 映像ホール
     ★定員80名(先着順)、参加無料、要予約

 
植島啓司 宗教人類学者   【プロフィール】東京都生まれ。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学専攻)博士課程修了。シカゴ大学大学院に留学後、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任。著書に『日本の聖地ベスト100』、『聖地の想像力』『世界遺産 神々の眠る熊野を歩く』、『偶然のチカラ』、『生きるチカラ』、『心コレクション』『熊野 神と仏』(共著) などがある。
植島啓司
(宗教人類学者)
 
 
 内藤廣 建築家・東京大学名誉教授 【プロフィール】1950年生まれ。1976年早稲田大学大学院修士課程修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所(スペイン・マドリッド)、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤廣建築設計事務所を設立。2001年から東京大学大学院教授、副学長を歴任後、2011年に退官。主な建築作品に、海の博物館(1992)、安曇野ちひろ美術館(1997)、牧野富太郎記念館(1999)、島根県芸術文化センター(2005)、日向市駅(2008)、虎屋京都店(2009)、旭川駅(2011)など。また近著には、『NA建築家シリーズ03 内藤廣』(日経BP)、『内藤廣と若者たち 人生をめぐる一八の対話』(東京大学景観研究室編、鹿島出版会)などがある。 
内藤廣
(建築家・東京大学名誉教授)
 
 
   
   
●ツアー『伊勢神宮と神さまの食卓』定員いっぱいとなりました。  



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