伊勢志摩サミット開催記念
特別展『浮世絵から見る海女』



【会 期】2016年3月19日(土)〜2016年7月10日(日)
会期中の休館日4月12日、4月19日、6月26日〜6月30日
【場 所】海の博物館 特別展示室
 

   

浮世絵は、江戸時代中期から明治初期にかけて流行し、庶民の生活や伝説、人気の役者など、その時代の風俗を描写した絵画です。明治後期から日本では忘れられた存在でしたが、海外では大きなブームとなり、現在、「UKIYOE」と言えば通じると言われる、日本の代表的な芸術となっています。
 その浮世絵に、海女がたくさん描かれているのをご存知でしょうか。理由は様々ですが、当時一流の情報発信メディアで、100年以上にわたり題材として愛されたのには、海女の漁法や優れた潜水技術、暮らしなど、大衆の心をつかむ何かがあったと思われます。海女を描いた浮世絵も海を渡り、世界の人々を魅了しています
 本展では、実物とパネルにより、海女を描いた浮世絵約45点をご紹介するとともに、戦前から戦後しばらく各地で販売された人形、絵はがき等を数多く展示します。50年前〜250年前の人々の “目”を通じて、海女習俗の魅力、価値を知っていただきたいと思います。

@伊勢志摩と海女 
 光氏磯辺遊之図@(三代)歌川豊国(鯨と海女の研究知る/蔵)
「光氏磯辺遊之図」(三代)歌川豊国
(鯨と海女の研究室/蔵)
伊勢志摩地域を舞台に描かれた浮世絵から、海女が同地域の象徴的な存在として認識されていたこと、海女のとるアワビと伊勢神宮との関係などについて紹介します。 
   
A海女の伝説 
源氏雲浮世画合@歌川国芳(鯨と海女の研究室/蔵) 
「源氏雲浮世画合い」歌川国芳
(鯨と海女の研究室/蔵)
玉取姫(香川県)や宮子姫伝説(和歌山県)など、全国に残る海女の民話を通じて、各地に根付き受け継がれてきた海女の歴史や、神秘的な能力として捉えられたほどの優れた潜水技術を紹介します。
   
B海女の漁とくらし    
譬諭草おしへ早引@歌川国芳(鯨と海女の研究室/蔵)
「譬諭草おしへ早引」歌川国芳
(鯨と海女の研究室/蔵)
 
浮世絵のなかの海女と現在の海女を比較しながら、変わらず守り続けていること(機器を使わない素潜り漁法)、変わったこと(装束の変化)をご紹介します。また図中に見る海女の子育てや豊かな魚食など、現代の参考ともなる海村の習俗について解説します。
   
C全国海女土産が大集合
 海女人形 土産
かわいらしい海女の土産人形
各操業地で製造・販売された土産のかわいらしい人形や観光パンフレット等を中心として、図柄に反映された海女の習俗、それを形作ってきた海辺の風土を紹介します。
   
   
   後援/鳥羽市教育委員会、志摩市教育委員会
協力/鯨と海女の研究室
船の科学館「海の学びミュージアムサポート」
  船の科学館 海の学びミュージアムサポート 
【付属事業】   
 
 ■海女がとる海藻、ワカメ・ヒジキを刈り取ってみよう!
磯でワカメやヒジキの刈り取りを体験し、実際に食べてみましょう。
協力/鳥羽磯部漁業協同組合浦村支所、海づくりプロジェクト(北村物産、若松屋)

【日 時】423() 午前11時〜午後230
参加料500円(入館料込み)
定 員20名(要事前申込)
 
■ミュージアムトーク
展示内容や海女の民話について学芸員が解説します

【日 時】429(金・祝)51() 各日午前11時〜
参加料無料(事前申込不要)
 
 
海女のおまじない、まるごと貝紫染め
海で巻き貝を採取し、布を紫色に染めます。海女が魔除けの印を書く時にも使った、不思議な染色体験です。【日 時】57() 午前11時〜午後3
【講 師】鈴木節 氏(鈴木染織工房、日本工芸会会員
【参加料】500円(入館料込み)
【定 員20名(要事前申込)
 
講演会「浮世絵に描かれた海女」
日本が世界に誇る“浮世絵”の基本や、海女がどのように描かれていたのか学ぶ講座です。浮世絵初心者の方にも、美術と民俗の両面からわかりやすくお話しします。
【日 時】618() 午後130分〜3
【講 師】田辺昌子 氏(千葉市美術館)
     松浦信也 氏(鯨と海女の研究室)  
【参加料】無料

定 員50名程度(要事前申込)
   



                                                         
 

コンテンツにもどる