特別展『三重の海女文化〜三重県無形民俗文化財指定記念』


【会 期】2014年4月12日(土)〜2014年7月6日
【場 所】海の博物館展示A棟
    

   

現在、日本全体の海女のうち、約半数は三重県の鳥羽・志摩にいます。数千年の長きにわたり続いてきたであろう海女漁は、漁村における女性の収入源であるとともに、我々が自然と共生し、継続的にその恵みを享受してゆくための優れた技術・知識を今に伝えています。平成25年度における「鳥羽・志摩の海女による伝統的素潜り漁技術」の三重県無形民俗文化財指定により、ユネスコ無形文化遺産登録へ向けた足がかりとして、海女文化は地域内外からますます注目を集めると予想されます。そこで、海女の歴史や民俗を広く情報発信すると同時に、地域の海女自身がそれを認識し、誇りを持つことによって、この文化が今後もながく継承されてゆくことを願い、本展で「海女文化」を改めて紹介します

@海女は潜(かづ)き続ける 〜歴史と展開〜 

『延喜式』に潜女(かづきめ) 
・弥生時代の遺跡からの出土したアワビおこしや、『延喜式』や『枕草子』など古文献資料、海女の歴史年表を使い、先史から近世までを通じた海女漁の展開をわかりやすく紹介します。 

 
 白浜遺跡出土のアワビおこし
   
A海女は海を知る 〜技術と信仰〜 
 
 海女漁の様子
・海女の祭り(菅島 しろんご祭り、和具 潮かけ祭り等)の写真パネルや、魔除けの護符などから、よく知るからこそ海を敬い、畏れる海女たちの信仰を紹介します。
・捕獲者としてだけでなく、潜水技術者として人命救助・物品捜索・真珠養殖にと活躍した側面を、古文書等から紹介します。 
 
鳥羽市菅島のしろんご祭り
   
B海女は惹きつける 〜絵図と観光〜 
 
海女の絵図(『三重県水産図説』)
・海女が描かれた江戸〜明治時代の絵図(浮世絵・錦絵等)、映画ポスター、新聞記事などから、海女たちのどのような姿が、人々を惹きつける要素となったのか探ります。 
 
 真珠貝を獲る海女
   
   後援/海女振興協議会、三重県博物館協会



                                                         
 

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